2025年9月の実績一覧
2025.09.02
ストレスチェック集団分析FBセミナー in 栃木県足利市
- 企業名:栃木県足利市 某製造企業様
- 企業規模:1000-4999人
- 業種:製造業
2025年9月、栃木県足利市の製造業事業場にて「ストレスチェックFBセミナー」を開催しました。
今回のセミナーでは、ストレスチェック集団分析の見方を中心に、ストレスとの付き合い方、そして現場で関心が高まっている依存症の仕組みについても取り上げました。製造業は安全性・生産性の両立が求められる業種であり、メンタルヘルス対策は組織運営に直結する重要テーマです。
セミナー内容
まず、ストレスチェック集団分析のポイントを具体的に解説しました。また本企業ではプレゼンティーズムの問診も行なっており、効率低下による経済的損失を把握することが可能です。ある国内調査では、プレゼンティーズムによる1人当たり年間損失は約30万円ともいわれており、多くの社員に発生するプレゼンティーズムによる組織の損失は決して小さいものではありません。
次に、ストレスとの付き合い方について、精神医学的な基礎知識を交えてお話ししました。うつ病の仕組みとして、脳内神経伝達物質の働きが低下することで気分の落ち込みや意欲低下が生じるメカニズムを紹介し、早期対応と日常のストレス対処について解説し、重要性を強調しました。
さらに、近年注目されている依存症の仕組みについても取り上げました。アルコールやギャンブルだけでなく、スマートフォンやゲームなどの依存が増えていることを解説し、脳の報酬系に働くドーパミンが依存の発生に関係していることを説明しました。現場での早期発見や誤解されやすい依存症の実態についてもお伝えし、理解を深めていただきました。
こうした内容は、総務・人事部門がストレスチェックの結果を活用し、部署特性に応じた改善策を検討するうえで非常に重要です。
まとめ
今回の研修を通して、ストレスチェック集団分析を正しく読み取ることが、離職予防や職場環境改善に不可欠であることを改めて共有できました。さらに、ストレスや依存症の仕組みを理解することで、従業員の行動変化に気づきやすくなり、早期のサポートや安全衛生の向上につながります。
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